絵と本

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VERDURE
ilpiatto_dm_1

イルピアットのオリジナルはがき第1号。
2004年開始。
絵を描き、はがきをつくりはじめる。

シェフの話を聞いていると、
たった「1枚のお皿」のお料理だけでも充分に伝わるものはあるが、
こぼれておちていく、おいしい話がまだまだたくさんあった。


そう思ったことがきっかけではじまった絵手紙。

なぜパスタなどのお料理の「写真」にしないのか?
おいしそうな写真を撮影してカードにしなかったか?

写真は、お料理のシズル感を出して、食欲をそそるけれど
それは、「お店にお越しいただいて体感してほしい」と角濱シェフは言った。
綺麗な写真を撮って、かわいいロゴを入れれば
それが、ご案内のはがきになるかといえば、そんなことでもない。
たとえば、水がしたたるような見るからに新鮮そうな
野菜の写真を撮ったとする。それも、大切だ。
(だから、シェフのblog.には写真も載せている)
でも、「手紙で伝えること」とは、そういうことではないだろう、
とシェフと話した。

何かを「伝える」ことも大変だけれど、
「伝わってしまう」ことの方が大切だと考えた。
(裏をかえせば、それほど怖いものはない)
お店の雰囲気、おもてなしの心、もちろん、食材へのこだわり等々、
たった一枚の「手紙」の「つくり」で、伝わってしまうものがある。

絵もデザインも大事だが、手触りが重要。
上質紙系のマットなややざらっとした質感。
アイボリーがかった紙を選択。
◎NBリサイクルGA 
・四六判換算で210kg
・古紙70%以上配合/ECFパルプ*配合

さて、これで、材料は揃ったけれど、
料理をして、これをお客様に召し上がってもらうには、
もう一工程、「印刷」というプロセスが不可欠。
それは、味付けであり、
最後の仕上げである。
私は、絵を描いて素材を準備するだけ。
それらは、オフセットの「印刷」という工程を経て完成する。
このプロセス無くしては、私の絵は成立しない。
木版画や、メゾチント、エングレービングも
図版があって、この「印刷」と言うプロセスを経て、
はじめて作品として成立する。
私の印刷のパートナーは、大阪のスタイルプリンティング。
仕上がりは、言葉で語るよりも実物を見てほしい。
(その印刷の技術とプロセスについては、また後日に記述)

no_1 部分写真

あとは、地道に
コミュニケーションをつづけること。
つづけることは、力になる。
変えないで、つづけることは、実はとても勇気がいる。
まわりのいろいろなものが、どんどん変わっていくのに、
「変えないもの」を持つというのは、とても不安になるものだ。

しかし、たかがはがき一枚、いつでも変えられる。
されど、たかがはがき一枚、同じトーンをつづけることで
お客さまに伝わる(心にのこる)ことを
考えながらつづける「ジャーナル」なものを
とはじめた第1号。

+++

イルピアットの野菜は、北は青森から、南は九州、
そして、イタリアからも空輸されて、新鮮な物が届きます。

Sono portate giornalmente dirsttamente dal KYUSHU.

Anche le piutradizionali come la Rucola e il cavolo nero,
sono coltivale da una persona locale.
Dalla propia terra natale AOMORI,
lo shef noltre acquista,

sempreda un coltivatore locale,
zucchine, patate diversi, tipi di verdure. 

+++

※ECFパルプとは?
「無塩素漂白パルプ」のこと。
パルプは紙の原料で、白い紙を製造するには漂白が必要になるが
その漂白の行程で塩素を漂白剤として使わないことにより、完成した紙に
塩素をほとんど含まない。そのため、焼却したときにダイオキシン類など
有害な塩素化合物の発生が抑えられる。


昨日友人に案内して貰いil Piattoで食事をした者です。
帰り際に頂いたカードがとても素敵で
どんな方が作ったんだろうと気になって気になって
ハガキ内のteckyuさんのサインを手掛りにこちらに辿り着きました。
どのカードも遊び心があってとても素敵ですね。
コレクションしたいくらいです。
特にリモンチェッロの絵は発想もですが
皮から絞ったジュースと身から絞ったジュースの微妙な色さにグっと来ました(笑)。
il Piattoさんのお料理もどれも美味しかったので
新しいカードが出来るのも楽しみに、また伺いたいと思います。他の作品を拝見できる場所がありましたら是非教えて頂きたいです。
それでは突然のコメント、失礼致しました。
またお邪魔させていただきます。
くりはらゆうこ | 2011/09/20 19:22
ご贔屓いただきまして
誠にありがとうございます。
レモンチェッロに関するシェフのうんちくですが、
皮を漬けたお酒を、実でつくったソルベにかけて
召し上がると、またひとつの「レモン」にもどる、
のだそうです。そのつもり、つくられているそうです。
召し上がりすぎると歩けなくなるので、
お気をつけて(笑)
絵の新作、また、お店でご紹介できればと思います。
よろしくお願いいたします。
teckyu | 2011/10/05 00:42
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