絵と本

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ALiCE IN WONDERLaND
paperback_alice im wonderland
PUFFIN BOOKS / Published by Penguin Groups

映画「ALICE IN WONDERLAND」を見た。
正確にいえば、ティム・バートンとジョニー・デップ版の
「ALICE IN WONDERLAND」を見た。
『不思議の国のアリス』は、実写からアニメまで多数映像化されている。
alice in 
wonderland

ストーリーは、
19歳に成長したアリ スが、「ワンダーランド(=アンダーランド)」へ迷い込み
残忍な女王の恐怖政治下で、救世主としてワンダーランドの
命運を懸けた戦いに巻き込まれていく、という仕立て。
しかし、この映画は「成長した(する)アリスの物語」というより、
むしろティム・ バートンとジョニー・デップの映画だ。
彼らが、創作したい世界観にルイス・キャロルの原作がはまった
というところだろう。

登場人物が、自分が抱える問題を冒険を通じて解決していくという、
おとぎ話の常套的プロットを用いながら、イメージする映像世界をつくりだすことに
2人の感性を呼応させた映画だと思う。

ティム・バートン監督が語っていた。
「『不思議の国のアリス』の最も興味深いところは、
僕 をはじめ多くの人が、本そのもの、ストーリーそのものより、
歌やミュージックビデオ、アーティストが描いた絵など、
その他のイメージを通じて出会っていることだ」と。
確かに、自分のこの物語との出会いは、「ジョン・テニエル」の絵からだった。

『不思議の国のアリス』とは、そういうコンテ ンツのなのだと思う。
解釈する人にとって、魔可不思議なシュールレアリズムのような世界を提供し、
あるときは、哲学的な示唆をもたらすものでもある。
ティム・バートンの「アリス」で、その不思議な世界に触れて
物語を記憶に刻む子どもたちもたくさんいるのだと思う。

実際、多数映像化されている。
ディズニー・アニメの印象が深い人もいるだろう。

最初の映画化は、1903年のイギリス。
現存する「フィルム」は、ほとんどないが

1966年版の映画をDVD化したものに特別収録されている。
既に著作権も執行しているため、動画サイトなどで閲覧可能だ。

■Alice in wonderland (1903film)
1903_alice_1 
1903_alice_2

次に、映像化されたのは1915年。
本編も、1903年の映像と共に「無声映画」。

■Alice in wonderland (1915film)
1915_alice

キャストに、
ゲーリー・クーパー、ケイリー・グラントが登場する、
3度目(1933年)の映画化も興味深い。


モノクロームの世界に、プリミティブなつくりの映像は、
カラーやCGにも勝るものがある。

それにしても、ティムバートン版
「ALICE IN WONDERLAND」は、
よくできていただけに、3Dで見なければよかった。
電子シャッター方式の眼鏡は、掛け心地が悪い上に、
映像の明度・彩度を奪い最悪だ。


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